こんにちは、マサです。
皆さんは「蒲蒲線」ってご存知ですか?
「かまかません」って読むのですが、東京都大田区に計画されている新しい鉄道計画のことです。
「蒲蒲線って何だろう?どこを通るのかな?開通したら沿線の不動産価格はどうなるかな?」と疑問になったので調べてみました。ぜひ最後までご覧ください!
本記事はこんな人にオススメかも
・東京都大田区民の人、もしくは大田区へ引っ越しを検討している人
・なんとなく蒲蒲線のことを知りたい人
・蒲蒲線沿線の不動産がどうなるか気になる人
・鉄道ファンの人
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蒲蒲線はいつ完成してどこを通るのか

東京都大田区で検討されている事業だということは冒頭に述べましたが、具体的な開通時期と場所を改めて確認してみましょう。
蒲蒲線の開通時期
結論:まだ工事が始まっていないので未定
なんてこった。
いつ開通する、というレベルではなく、まだ工事が始まってすらいないようです。
では、「いつ工事が始まるのか」、という疑問が浮かびますが、これまた未定のようです。
蒲蒲線構想の歴史は古く、1989年頃には蒲蒲線の原案となる構想があったようで、大田区・東京都・国・鉄道事業者が長年にわたって調査・意見交換をしてきたとのこと。
当初は東京オリンピックが開催される2020年の開通を目指していたようですが、様々な課題があって具体化に至っていないのが現状です。
蒲蒲線の路線図(案)
では、蒲蒲線は具体的にどこを通る鉄道計画なのでしょうか。以下の画像をご覧ください。

画像の下のあたりにあるオレンジ色の「新空港線」と表記されている部分が蒲蒲線です。
「東急電鉄の蒲田駅」と「京浜急行電鉄の蒲田駅」を結び、さらに羽田空港へのアクセスも改善する計画ですね。
なぜわざわざ東急蒲田と京急蒲田を鉄道で結ぶのか、という点ですが、羽田空港へ列車で移動するには、以下の2つしか選択肢がありません。
- JR浜松町駅からモノレール
- 京浜急行品川駅や蒲田駅から列車
この2点目の「蒲田駅から列車」というのがやや曲者で、東急東横線や東京メトロ副都心線ユーザーが羽田空港へ行く場合、「東急蒲田」と「京急蒲田」の乗り換えをしなければいけないものの、この2駅は約800メートル離れているので、スーツケースを引きながら移動をしなければならない不便さがあります。
なお、東武鉄道とも連絡する構想があるようで、実現すると埼玉エリア・池袋・渋谷などからも羽田空港へ一本で行けるようになります。
現在の事業計画
完成時期は未定、着工時期も未定とのことですが、現在の計画進捗状況はどうなっているのか、おおまかに確認してみましょう。
2017年 | 東京都豊島区知事、埼玉県和光市長を含む18市区長が連名で、 小池東京都知事へ早期実現に向けた要望書を提出 |
2018年 | 東京都2018年予算案の中で、蒲蒲線が検討対象となる |
2020年 | 東京都と大田区で、整備主体となる第3セクター設立に向けて 協議する方向に |
2021年 | ??? |
残念ながら、明確な方向性はまだ出ていないため、長年にわたって大田区民は蒲蒲線計画のことを「都市伝説」と揶揄するのも分かる気がしますね…
蒲蒲線計画によって不動産価値は上がる?
結論:上がる可能性あり(ちゃんと蒲蒲線が着工すれば…)
こういった鉄道計画が持ち上がると、沿線の不動産の資産価値が上がる可能性が出てきますよね。
実際、鉄道の新線であったり新駅ができる場合、過去の事例からしても不動産価値は上がる傾向があります。
- 新路線開通にともなう駅周辺の再開発
- 新路線開通によって都内へのアクセス利便性向上
こういった理由によって不動産価値が上がる可能性があります。
とうきょうスカイツリー駅や高輪ゲートウェイ駅のオープンや、上野東京ラインのような新線開通は、やはり沿線の不動産価格に影響を与えているという調査結果もあります。
なので、利便性向上と不動産価格価格上昇を見越して、今のうちに蒲田駅周辺に引っ越してしまおう!という考え方もナシではない…のかも?
不動産価格が上がるか下がるかなんて誰にも分からないし、そもそも蒲蒲線が本当に実現するか分からないですけどね!マサは責任は一切負いません!
最後に
本日は都市伝説と言われている蒲蒲線を取り上げてみました。
だいぶ地域が限られたテーマだったのでピンとこない方がいたらすみません。
蒲田だけでなく、都内、埼玉、神奈川あたりに住んでいる方には、意外と関係性のあるトピックなので、今後も実現するか含めゆる~く注目していきましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!