普段相撲を見ない人でも、横綱白鵬の名前ぐらいは知っているのではないでしょうか。
白鵬は、幕内で44回の優勝を誇る大横綱です。
しかし、36歳という年齢からか、近年は怪我がちで休場が増えており、2021年5月の夏場所も休場することになってしまいました。
これで6場所連続休場になり、横綱としては1958年以降で3番目の長さという不名誉な記録です。
そのため、世間からは以下のような疑問が出てきています。
6場所連続も休場しているのだから、もう体が言うこときかないはず。
どうして引退しないんだろう?理由があるのかな?
休場している時も給料が出ているらしいけど、それって給料泥棒では?
横綱だといくらぐらい給料が出ているんだろう?
今は引退しないのかもしれないけど、いつ進退を決めるんだろうか
今回は、そういった疑問を解決するべく、調べてまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
6場所連続休場も白鵬が引退しない理由は給料か?
白鵬は2020年から休場を繰り返すようになり、横綱審議委員会にたびたび「注意」を受けています。
これは、規則で定められている中では「引退勧告」に次いで重いものです。
しかし、注意の効果は無く、2021年5月に至るまで休場が6場所連続となっています。
アスリートとして現役にこだわる気持ちは理解できますが、ここまで来ると何か他に引退しない理由があるようにも思えますよね。
考えられる理由を見ていきましょう。
理由1:休場でも支払われる給料が月300万円
相撲中継やニュースのスポーツコーナーで、勝利した力士が行司から懸賞金を受け取る場面を見たことがありませんか?
てっきりあの懸賞金が主な収入源かと思いきや、そうではありません。
実は、力士は給料制なんです。
横綱の月給はいくらかというと、なんと月300万円と言われています。
会社員からしたら、なんとまぁうらやましい月給です。
休場しても月300万円貰えるわけで、白鵬はモチベーションを失ってしまい、この給料目当てに引退をせずに休場を続けているのでは?という見方があり、一部からは給料泥棒だと言われています。
もちろん、白鵬本人はこれが理由だとは明言していません。
<参考リンク>
理由2:東京オリンピックの開幕式で土俵入りしたい
白鵬は2019年に日本国籍を取得するまではモンゴル国籍でした。
白鵬の父であるジグジドゥ・ムンフバトさんはモンゴル相撲のレジェンドであり、レスリングの同国代表としてオリンピックで銀メダルを獲得しています。
相撲はオリンピックの種目になっていませんが、白鵬は東京オリンピックの開幕式で土俵入りを披露したいと考えているそうです。
「偉大な父と同じ景色を見たい」という強い気持ちがあり、東京オリンピック開催まで引退しないのではとも言われています。
理由3:次世代の強い力士の登場を待っている
2021年5月時点で、横綱は白鵬のみです。
2007年から横綱であり続けていますが、その間に横綱になった他の力士は全て引退してしまいました。
それを考えると白鵬の偉大さがよく分かります。
長年、相撲界を支えてきた自負があるでしょうし、だからこそ自分の後に相撲界を守る次世代力士の登場を待っているようです。
スポーツ紙の担当記者から以下のようなコメントがあります。
自分を打ち負かすような逸材が出てこないのに辞めては、相撲界の発展につながりません。よく本人は『(若い力士の)壁になる』と言っています。裏を返せば、『早くオレを乗り越えてくれ』という思いなのでしょう。次の世代の中心になる力士が現れるまで、ケガだらけの身体にムチ打って土俵に上がる考えなんです
引用元:FRIDAYデジタル
こういった気持ちは白鵬の強いプロ意識と相撲愛から生まれてくるものと考えられますね。
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6場所連続休場した白鵬が進退を決めるのはいつか
ここまで、白鵬が6場所連続休場にもかかわらず引退をしない理由について、考えられるものを3つ見てきました。
しかし、周囲の人間も、本人も引退は近いと感じているはずです。
とすると、白鵬が引退をするかどうか、進退を決めるのはいつでしょうか?
実は、2021年3月に春場所を休場した際に以下のようなコメントが、白鵬の師匠である宮城野親方から出ています。
本人は名古屋で最後を懸けると言っている
引用元:サンスポ
名古屋場所というのは、7月に開催される巡業のことです。
つまり、3月時点で7月に進退を懸けると発言していたのであれば、5月の夏場所休場はある程度既定路線だったとも考えられますね。
それほど休まないといけないほど体にガタが来ていると受け取れますが、7月に進退を懸けるということは、もしかすると上述したように東京オリンピック開催を待っているのかもしれません。
引退しない理由2で触れた、東京オリンピックの開幕式までは現役としていたい、というのと関係がありそうです。
いずれにしても、白鵬が7月に引退するのかどうか、進退を決めることは確定です。
【まとめ】給料泥棒と言われても白鵬が引退しない理由と、進退はいつか
ここまで、6場所連続休場の白鵬が、給料泥棒と言われても引退しない理由と、進退を決めるのはいつか、について記事にしました。
以下は今回のまとめです。
- 白鵬は2020年から6場所連続休場中
- 引退しない理由1:毎月300万円もらえる給料では?
- 引退しない理由2:東京オリンピックの開幕式に土俵入りしたい?
- 引退しない理由3:次世代力士の登場を待ってバトンタッチしたい?
- 進退を決めるのは2021年7月と師匠が明言
- とすると、時期的に東京オリンピック開幕式の土俵入りが引退しない最有力の理由か
白鵬はこれまで色々と批判を受けてきていますが、ところどころに相撲を愛する気持ちと横綱の責任感が見受けられますね。
間違いなく歴史に残る大横綱です。
その白鵬の去り際に注目したいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!