こんにちは、マサです!
皆さんは仕事でFAX(ファックス)って使いますか?
私はもう3年以上使っていないです。
実は、毎日新聞で以下のようなニュースが報道されたんです。
<参考リンク>
【毎日新聞】河野氏、霞が関で「ファクス廃止」を目指す考え 時期は明かさず
https://mainichi.jp/articles/20210413/k00/00m/010/123000c
私からすると、
役所はまだFAX(ファックス)使ってるんかい。
っていうか、FAX(ファックス)ってなぜ無くならないの?
って感じです。
海外では既にFAX(ファックス)は過去の物として使われていないそうです。
今回は、なぜ日本からFAX(ファックス)が無くならないのか、その理由を調べてまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
【なぜ?】FAX(ファックス)がなくならない4つの理由まとめ
2020年5月に総務省が発表した通信利用動向調査では、日本人の約33.1%がFAX(ファックス)をまだ利用しているようです。
これってかなりの数字ですよね。
では、なぜ日本では未だにFAXが無くならないのでしょうか?
その理由をまとめました。
理由① FAX(ファックス)ではメールのような誤送信が無い(と思われている)
メール誤送信で重要な情報が漏洩してしまった、なんてニュースをたまに耳にしませんか?
そういったリスクを恐れて、FAX(ファックス)を使用しているケースがあるようです。
ただ、FAXも送信先の番号を間違えてしまえば誤送信は起こります。
しいて言えば、メールはCCやBCCに複数宛先が含まれていると、一度のミスが取り返しのつかないことになる可能性はありますね。
一方、FAXは一回の送信先は一件だけなので、そういった意味ではリスクは低いかもしれません…
余談ですが、私はFAXの到着確認電話が面倒でとても嫌いです(笑)
数年前の事例ですが、私の知り合いの会社でもFAX(ファックス)を使うことが日常的でした。ある日、支店間で大量の資料を送信しようとしたところ、FAX番号の誤発信で一般家庭に送信されてしまい、何十枚ものFAXが届いてクレームになりました。会社の重要な情報も漏れてしまうので、決してメールのような誤送信は起こらないとは言えませんね。
理由② 中小企業や特定の業種でFAXが使用されている
もっと掘り下げていくと、なぜ中小企業や特定の業種でFAXが使用されているのか、という疑問があります。
これに対するひとつの答えは、「全社員にパソコンが支給されていない」ということです。
パソコンもそうですし、スキャナーを揃えるのはコストがかかりますからね。
あと、業種によってはそもそもパソコンを使用する機会が無い場合があります。
例えば、工場勤務の場合、業務時間中は現場に出ているのでパソコンを使う場面がありません。
建築、飲食業などもそうですね。
そういった業種では、事務所に置いてあるFAX(ファックス)を使うことが多く、必然的にFAX文化となるようです。
旅行会社で働いている知り合いによると、旅館やバス会社はFAX(ファックス)を使用する文化だそうです。予約依頼のFAXを送信すると、その用紙に手書きで加筆されて予約結果がFAXで返信されます。予約内容を変更したいときは、その返信で来たFAXにさらに加筆して再送信するとか。だんだん余白が無くなってきたり、文字が潰れて読めなくなるそうです(笑) その知り合いは「FAXを辞めたいが、旅館やバス会社がFAX文化なので辞められない」と言っていました。
理由③ メールよりもFAX(ファックス)のほうが簡単
理由②ともやや関連しますが、中小企業では社員の年齢が高めなことが多いと思います。
そういった社員にとっては、書類をスキャンしてメールに添付する(場合によってはパスワードをかける)ことは面倒だしハードルが高いかもしれません。
私も正直面倒だと思っています…
一方、FAX(ファックス)は書類をセットしたらボタンをいくつ押して送信できるので簡単ですね。
特に図面などの書類を頻繁にやり取りする不動産業界では、やはりFAX文化が残っているようで、こういった理由と考えられます。
不動産業界の取引先はFAX(ファックス)をよく使用するようで、個人情報等が書かれたFAXが送られてくるそうです。ただ、その取引先はよくFAX送信先を間違えるらしく、別の会社に送るべき書類を私の知り合いの会社に送ってきてしまうとのこと。個人情報ダダ洩れですね…
理由④ とにかく紙文化
今はだいぶ変わってきていると思いますが、官公庁などの役所では紙文化が根強く残っています。
書類は電子媒体ではなく紙媒体で保存することが多い役所では、必然的にFAX(ファックス)を使用する文化が残っていると思われます。
はんこ文化も同じです。
はんこを押すために出勤、FAX(ファックス)を受け取るために出勤というのは、コロナの時代では避けたいですね。
官公庁と取引している知り合いは、官公庁のオフィスの中へ訪問することがあります。そうすると、デスクには書類が山積みになっていて、「どこに何の書類があるのか把握できていないのでは」という風景だそうです。その役所からは、やはりFAX(ファックス)で書類が送られてくるとのこと。
【まとめ】FAX(ファックス)がなくならない4つの理由
今回は、河野大臣の「FAX(ファックス)をなくす」発言をきっかけに、なぜ日本でFAX(ファックス)がなくならないのか理由をまとめました。
以下が記事のまとめです。
- FAXではメールのような誤送信が無い(と思われている)
- 中小企業や特定の業種でFAXが使用されている
- メールよりもFAXのほうが簡単
- とにかく紙文化
私は仕事で当たり前のようにメールを使用していますが、業種によってはパソコンを使わないことを考えると、FAXをなくすというよりは、用途に応じて皆が送信方法を使い分けられるといいのかもしれませんね。
今回の記事は以上となります。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!