皆さんこんにちは、マサです。
突然ですが、野球は好きですか?昔は男性しか見ないスポーツだったかもしれませんが、近年ではカープ女子という言葉が生まれたように、女性ファンも多いスポーツとして認知されてきています。
そして、活躍の舞台を日本から本場アメリカへ移した選手として、大谷翔平選手がいますが、ピッチャーとバッターの二刀流としての才能だけでなく、スラっとした上背のある体格に端正な顔立ちということで、こちらも多くの女性ファンがいるのでは、と思います。
そんな大谷翔平選手ですが、所属先であるロサンゼルス・エンゼルスとの年俸交渉に関するニュースが入ってきました。
目次
大谷翔平選手、エンゼルスと年俸合意至らず。年俸調停か?
日本時間の2021年1月16日(土)、MLBでプレーする大谷翔平選手が、所属球団であるロサンゼルス・エンゼルスとの年俸交渉において合意に至らず、年俸調停する可能性があるとの報道がなされました。
大谷選手側はエンゼルス側に対して330万ドル(日本円で約3億4300万円)を希望し、一方エンゼルス側は大谷選手側へ250万ドル(約2億6000万円)を提示したようです。両社の金額に開きがあったため、今回の交渉では金額合意できず、年俸調停となる可能性が出てきたとのこと。
大谷選手が行う可能性のある年俸調停とは?
そもそも、年俸調停とは何でしょうか?
年俸調停とは、出場登録が3年以上6年未満の選手に与えられる権利で、大谷選手の場合、MLB3年目のシーズンを終えたため、今回この年俸調停の権利を取得しました。
この年俸調停は、契約延長を前提として、選手と所属チームが希望する年俸額をすり合わせて決めるシステムで、第三者(調停する裁定者)が双方の意見を聞いたうえで金額を決めることになります。
つまり、今回大谷選手が希望する330万ドル(日本円で約3億4300万円)と、エンゼルスが希望する250万ドル(約2億6000万円)のどちらが正しいか、を第三者の判断に委ねるわけですね。
大谷選手のMLBでの年俸推移
大谷選手がMLBで3年目を終了したことはこれまでに述べましたが、ここで大谷選手のこれまでの年俸推移を確認しておきましょう。
2018年(1年目):54万5000ドル(日本円約5731万円)
2019年(2年目):65万ドル(日本円約6827万円)
2020年(3年目):70万ドル(日本円約7352万円)
2021年(4年目):???
今まさに、70万ドルから上がる金額が、330万ドルなのか、それとも250万ドルなのかを決めようとしているわけです。
大谷選手とMLBの平均年俸比較。大谷選手はお買い得?
では、ここでMLB全体の平均年俸と、大谷選手の年俸を比較してみましょう。2020年7月時点での数字となりますが、MLB平均は129万6000ドル(日本円約1億3750万円)です。それに対して、大谷選手の2020年の年俸は70万ドルなので、平均よりも約60万ドル低いことが分かります。
日本で大活躍していた大谷選手なので、この年俸額は低いのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、この年俸額なのにはもちろん理由があって、詳細は割愛しますが、日本球団からMLB球団へ移籍する場合、日本でのプレー年数が少なかったり、一定の年齢よりも低いと、大谷選手のようなスター選手であっても、1億円を下回る年俸となってしまいます。
大谷選手と過去の日本人MLB選手の年俸比較
今度は比較対象を日本人メジャーリーガーにしてみましょう。MLBではこれまで多くの日本人選手がプレーをしてきましたが、大谷選手の年俸と、その選手たちの年俸を比較します。比較しやすいように、MLB1年目時点の数字とします。
イチロー:約4.6億円
松井秀喜:約7億円
松坂大輔:約8.6億円
ダルビッシュ有:約9.5億円
田中将大:約22億円(!)
大谷翔平:約5700万円(!)
一般人の感覚からしたら、5700万円でも高給取りのように思えますが、世界最高峰の野球リーグであるMLBにおいては圧倒的に低い数字です。日本人メジャーリーガーの中で比較しても、その差は歴然ですよね。もちろん、その時のアメリカの経済状況(物価水準)や、チームの懐事情によっても金額は変わりますし、先ほど述べたように、その選手の年齢やプロ経験年数によっても金額は変わります。なので、大谷翔平選手はその規則のために他の日本人選手がMLB1年目で手にしたような金額では契約ができなかったのです。
2021年の大谷選手の年俸はどうなる?
大谷選手側とエンゼルス側の提示金額が乖離していることは先ほど書いたとおりです。この状況を打破するために、年俸調停に入る可能性があると報道されているのですが、調停はまだ決まったわけではありません。調停の前にお互いの妥協点を見つけて契約合意する可能性も十分にあります。交渉の行く末に注目ですね。
まとめ
ここまで読んでいただくと、大谷翔平選手のこれまでの年俸が破格の安さであったことはお分かりいただけたのではないかと思います。新しい年俸がいくらになるのかはまだ分かりませんが、いずれにしても契約締結後は、昨年のMLB平均年俸を超えることは確実です。これまで怪我に悩まされている大谷選手ですが、エンゼルスが大谷選手の才能を評価していることは間違いありません。早く大谷選手が契約を締結してプレーに集中する環境を整え、二刀流でアメリカ、日本、世界を沸せてもらいたいものですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
それではまた次の記事でお会いしましょう!