【ネタバレ】香取慎吾さん主演アノニマス第3話内容【17歳の殺人者】

万丞と咲良は蓮と面会をする。そこで連は「自分の人生は終わったから捜査はする必要はない」とあっさりと話す。「たかがホームレス一人を殺しただけで自分の人生が終わるなんて不条理」とも。罪を犯した意識の無い蓮に対して、咲良は蓮が「哀れだ」と感じ、万丞も「そうだな」と返す。

そんな中、新たに連に関する情報がネット上に書き込まれた。指対が現場のネットカフェに急行すると、書き込んだのは同級生の赤松だった。連の両親に報告をすると、父親は「そいつも晒されればいい」と吐き捨てる。

そして、同じネットカフェでさらなる書き込みが発生した。内容は連の父親である遼太郎が経営する病院について。が、アリバイがあるので今度は赤松ではない。では誰が？

指対が調べを進めると、書き込みが発生するときはいつも、そのネットカフェにキャップを被った人物が入店していることが判明。ただし、誰か特定まではできなかった。

凛々子と越谷は連の母親である百合絵と道で出会う。百合絵は、遼太郎が連に対して「勉強ができない人間は人生の負け組だ、お前はそうなりたいのか」と家庭内で厳しく接したことが、蓮が人を見下すようになった原因だと感じていた。そのことをまるで他人事のように話す百合絵に対して凛々子は怒りをぶつける。

翌日、凛々子は自身の人脈から、ネットカフェの防犯カメラに写っていた男のキャップが「RMO」というバンドのものであることを突き止める。

ネットカフェ周辺の防犯カメラをくまなく探すことに。それには万丞や咲良だけでなく、普段は後方支援の凛々子や四宮も加わっていた。当初、何百とある防犯カメラを探すことに反対だった四宮だったが、万丞が「犯人を捕まえるのが自分たちの仕事だ。今できることをやる」と説得したからだった。

4人が手分けして防犯カメラの映像をたどっていき、最後に辿り着いたのはコンビニ。そこの防犯カメラにはキャップの男が公共料金を支払っている映像が。店員にその領収書を見せてもらうと、その名前は「神保彰」。連の担任だ。

神保は書き込みを認めた。連の父親の度重なるクレームに疲れ果てた結果の行動だったという。そしてこう開き直る。

「あんなクズ、晒して何が悪いんですか？」

連に犯人逮捕の報告をする万丞と咲良。

しかし、連はやはりホームレスを殺したことを罪と感じていなかった。

万丞は連へ「お前が殺したのはホームレスではなく、井田諭という一人の人間だ」と説く。井田の生い立ち、家族、歩んできた人生を語り、人にはそれぞれの物語があることを分からせようとした。

そんな万丞の行動に連は困惑して涙をため、同席していた母親に「あいつらはクズだって父さんが言ってたから、それを殺したって何でもない」と助けを求める。

息子に対して百合絵は「お父さんと離婚してきました」と告げる。そして、「今まで何が正しくて何が間違っているのか教えてこれなかった」と謝罪。

連は震えながら「俺はこれからどうすればいい？」と母親へ問う。

百合絵は蓮と寄り添って罪を償うことを優しく、そして強く伝える。

事件が解決し、いつもの釣り堀で物思いにふける万丞。

そこに見知らぬ男が声をかけ、手紙を渡すしてすぐに去っていった。

万丞がおもむろに封を開け、中の用紙を見てみるとそこに書いてあったのは

「anonymous@dws.com」

先ほどの男は一体？そしてこのアドレスはアノニマス―