【ネタバレ】香取慎吾さん主演アノニマス第4話内容【匿名の恋人】

清二に話を聞くと、柳田は過去に澪をしつこくつけまわしたストーカーだった。たまたま澪の自宅に荷物を届けに来た柳田が、届け先の住人が元アイドルの澪であることに気付き、サインを求めるも澪は驚いてドアを閉めてしまう。

その後もストーカー行為を繰り返して懲役1年、執行猶予3年となったが、それでも「澪に対して謝りたい」と自宅を訪れ、駆けつけた警察官を突き飛ばして実刑判決を受け、刑務所入りに。

柳田がしつこくストーカー行為をしていた時期は、澪と清二にとって”地獄”であり、そのため澪は柳田の名前を聞いた途端に過呼吸に陥ってしまったのだ。

清二は、柳田が誹謗中傷の犯人だとして指対に逮捕を求める。

ネット上でも柳田への批判が強まり、出所していた柳田が務めていた料理店の店長が、店への影響を恐れて柳田へ退職を促す。

ある日、澪にSNSを通じて「ねこやなぎ」という柳田を連想させるアカウントから「明日収録に行く」とメッセージを受ける。不安になった澪が指対に相談をすると、万丞が澪へ、明日収録であることを誰かに話したか問うと、澪は口ごもる。マッチングアプリで不倫相手に話してしまっていた。

万丞は指対も収録に同行して警護をすると澪へ話す。そして、四宮へは不倫相手のアカウントを調べることを指示。

翌日の収録日、街頭ロケ中に柳田が現れたとして夫の清二が追いかけるも、刃物で負傷してしまった。犯人は見つからず。

刃物からは柳田の指紋が検出され、柳田の居場所を探すために指対は捜査一課へ応援を依頼。しかし、万丞と犬猿の仲の羽鳥はすぐに断る。咲良が食い下がって犯人逮捕の思いを伝え、羽鳥は個人的な感情を捨てて刑事としての義務とプライドを選択、部下へ出動を指示する。

澪へ不倫相手から、マッチングアプリ上で「会いたい」とメッセージが届く。澪はアプリ上で収録中に襲われたこと、夫が助けてくれたことを伝えると、相手は「ではもう自分は必要ないが、それでも会いたい」と返信する。

しかし、指対の捜査によって、澪の不倫相手のアカウントは一度退会で削除されていた。では、澪にメッセージを送っているのは誰だ？

不倫相手と思われるアカウントが指定したホテルへ澪が到着し、部屋に入るとそこには不倫相手ではなく夫の清二がいた。

清二は、自分から離れていっていると感じていた澪の気持ちを取り戻すために自作自演で一連の事件を引き起こし、自分が澪を助けることによって澪を振り向かせようとしていた。しかし、澪が不倫相手と会おうとしたことに清二は失望。澪の首を絞めようとする。

そこに万丞が駆けつけ、二人を説得。柳田のストーカー行為で傷ついていたのは澪だけではく清二も同じだということ。二人は互いに相手からの関心が無いと思い込んでしまっていたのだ。

一方、犯人と目されていた柳田は捜査一課により確保されるも、取り調べで容疑が晴れた。柳田は何もしておらず、清二が負傷したのは、清二が柳田の包丁を事前に盗み、それで自分を切りつけ、あたかも柳田が来ていたかのように演出したためだった。

自身の前科のせいで人生がうまくいかないことを嘆く柳田へ、捜査一課の羽鳥は「(辞めた店の)店長が戻って来てほしいと言っている。お前は真面目なんだってな」と、温かい表情で柳田に語り掛ける。

柳田は釈放、澪と清二はやり直すことを決意し、事件は解決した。

指対の事務所では、咲良が越谷へ万丞の過去を質問する。捜査一課時代、万丞の相棒である倉木は容疑者を単独で追いかけていたが、その中で銃撃を受けた。相棒を救えなかった万丞は責任をとって、第一線から退いた。

とある場所。

万丞は隣にいる人物に話しかけている。

カメラが引き、その人物が誰か明らかになった。

撃たれて死んだと思われていた倉木だった―