こんにちは、マサです!
記事タイトルが【埼玉県民以外へ贈る】となっていて、「ああ、今回の記事は埼玉についてか。じゃあ読まなくていいや」って思った方は多いと思います(笑)
でも、今この文章を読んでいるあなたは、その壁を乗り越えて記事をクリックしてくれたんですね。心からの感謝を贈ります!!面白い記事にしたので、途中でめげず、ぜひ最後まで読んでくださいね…
で、なぜ、わざわざ、誰も読まなそうな「埼玉」をテーマに取り上げたかというと、私自身が埼玉県民だからで、そして本当の埼玉を知ってほしいからなんです。
本当の埼玉?どういうこと?話が見えませんね。
実は、2021年3月8日に、SUUMOの「住みたい街ランキング2021 関東版」が発表され、大宮が4位、浦和が8位にランクインしたのです。
埼玉県民からすると、土地勘があるのでこの2地区がランクインしたのは理由が分かりますが、他県民からするとどうでしょうか?たぶんピンと来ない方が多いのではないでしょうか。
そしてきっとこう思っているハズ。
なんで埼玉が、自分の街よりも上位に入ってるのよ?ダサイタマのくせに納得いかんわ~!
こう思いましたよね?いえ、口に出さなくても分かりますよ。私たち埼玉県民は自虐性に優れているので全てお見通しです。
とにかく、そういった疑問をお持ちの方のために、埼玉県内を転々としていた私が、埼玉県民以外にお届けする記事にしました!
本記事はこんな人にオススメかも
・なぜ埼玉が住みたい街ランキングに入っているか知りたい人
・埼玉県民以外の人
・関東でどこに引っ越すのがいいか検討している人
目次
SUUMO 住みたい街ランキング 2021 関東版の内容を確認
まず、先日SUUMOから発表された「住みたい街ランキング 2021 関東版」の内容を確認することにします。
順位 | 街 | 主要路線 |
1位 | 横浜 | JR京浜東宝苦戦 |
2位 | 恵比寿 | JR山手線 |
3位 | 吉祥寺 | JR中央線 |
4位 | 大宮 | JR京浜東北線 |
5位 | 目黒 | JR山手線 |
6位 | 品川 | JR山手線 |
7位 | 新宿 | JR山手線 |
8位 | 浦和 | JR京浜東北線 |
9位 | 池袋 | JR山手線 |
10位 | 中目黒 | 東急東横線 |
4位に大宮、8位に浦和がランクインしていますが、それ以外のランカーがヤバくないですか?
横浜やら恵比寿やら吉祥寺やら、とにかくお洒落な要素満載の街ですよね。
埼玉県内を転々としていた私からすると、この中で大宮と浦和は明らかに異色。浮いています。違和感しか無い。(埼玉県内で浦和は文教都市として有名ですが)
埼玉県内で大宮と浦和はバチバチの関係です。他県民の方は本当に興味の無い話だと思いますが、分かりやすく例えて言うなら、
「北陸の二番手争い(一番は石川県)」
「関西で各県は互いにどう思っているのか」
「九州の二番手争い(一番は福岡県)」
のように、どっちが上か争っています。
さらに、もう2つのランキングでも埼玉県勢が健闘しています。
順位 | 街 | 主要路線 |
1位 | 横浜 | JR京浜東北線 |
2位 | 浦和 | JR京浜東北線 |
3位 | 大宮 | JR京浜東北線 |
4位 | 吉祥寺 | JR中央線 |
5位 | 恵比寿 | JR山手線 |
6位 | 品川 | JR山手線 |
7位 | 目黒 | JR山手線 |
順位 | 街 | 主要路線 |
1位 | 横浜 | JR京浜東北線 |
2位 | 吉祥寺 | JR中央線 |
3位 | 恵比寿 | JR山手線 |
4位 | 大宮 | JR京浜東北線 |
5位 | 浦和 | JR京浜東北線 |
6位 | 目黒 | JR山手線 |
7位 | さいたま新都心 | JR京浜東北線 |
夫婦+子ども世帯の住みたい街ランキングでは、大宮・浦和以外でさいたま新都心もランクインしました。
もう埼玉県民以外にとっては「なんのこっちゃ」「知らんがな」状態だと思うので、先に進みますね。
住みたい街ランキングにランクインした理由を分析
ではここからが本題です。
なぜ、大宮や浦和、さいたま新都心が住みたい街ランキングにランクインしたのでしょうか?
理由のひとつに、コロナ禍による在宅ワーク普及に伴い、都内に住む必要が無くなったことが挙げられます。
細かいデータは住宅専門サイトに任せますが、毎日会社に行く必要が減ったことで、
①家賃が安い
②住みやすい=都会と自然が適度にある
③でもいざという時に東京に行きやすい=交通が便利
という三拍子揃った埼玉の人気が出ているようです。
新型コロナウィルスの影響で、住まいに対する考え方が変わってきているということですね。
東京に行きやすいという証明のひとつとして、埼玉から池袋へのアクセスの良さがあります。
埼玉にはJR(大宮近辺~池袋)、東武(川越近辺~池袋)、西武(所沢近辺~池袋)と、池袋への路線が三本あり、埼玉各地からの池袋へのアクセスが抜群に良いのです。
それゆえ、埼玉県民は買い物といえば池袋へ押しかけるため、「池袋は埼玉の植民地」というジョークがあります。(豊島区民の皆さんごめんなさい)
埼玉県民が本音で埼玉の良いところ悪いところを話します
でも、本当に埼玉って住みやすいのでしょうか?
「だってダサイタマだし。住めば都ってことで、住みやすいと思っているだけじゃないの?」と感じるかもしれません。
なので、埼玉に住んでウン十年、県内を転々としてきた私が本音で埼玉の良いところ、悪いところをお話しします!
埼玉の良いところ
①交通が便利(地域差あり)
池袋は埼玉の植民地説でも触れましたが、埼玉は池袋へのアクセスが抜群に良いんです。
池袋だけではなく、新宿、渋谷、東京、上野など、主要な駅へ直通列車が走っていて、通勤や通学にとても便利です。
住むところにもよりますが、都内に住んでいても、通勤で地下鉄を何回も乗り換えたりするのと、そんなに通勤時間が変わらないですね。
あと、北陸新幹線、東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線の利用も可能なので、観光や国内出張でも便利です。
埼玉県内でも地域差は当然ありますが、私がこれまで住んできた市では、交通の不便さを感じたことはなく、都内に住むという選択肢はありませんでした。
だって、交通が便利なのに、わざわざ高いお金払って都内に住む必要無いし。
②災害が少ない
山間部や河川付近は別ですが、基本的に埼玉は災害が少ないです。
埼玉県の最大のウィークポイントと言われている「海が無い」ことが逆にメリットとなっていて、地震が起きても津波の心配は皆無です。
地盤も安定していると言われており、なおかつ平野が多いので、そういった点も安心です。
大型台風が来ても、心配するのは「どっかから看板が飛んできてガラスが割れないかな」ぐらいですね。
③商業施設が充実していて都内に出る必要無し
①と矛盾するかもしれませんが、交通が便利でも、そもそも都内に出ません。私は。
なぜなら、大きな市には立派な商業施設があり、そこには都内と同じショップや飲食店が入っているので、都内に出る必要が無いんです。
買い物のために都内に出かけた記憶はここ10年ありません…
適度に都会なので、基本、県内で生活の全てが完結します。
埼玉の悪いところ
①夏は暑く、冬は寒い
埼玉県北部の熊谷が暑いことは、たまにニュースでも流れているのでご存知の方がいるかもしれません。夏の暑いときは40℃近くを記録することがあります…
しかし、意外にも南部の平野部、大宮や浦和あたりも夏は暑いんです。そして冬は寒い。
県南部なんて東京に近いのに、朝7時の気温が、東京(たぶん渋谷とか)と大宮・浦和では約10℃違うなんてことはザラにあります。
NHKニュースおはよう日本の天気コーナーで、朝の気温が東京10℃、さいたま0℃、なんてのは日常茶飯事なんですよ。
なので埼玉は寒いです。
②観光するところが(あまり)無い
まず最初に、川越と秩父の皆さん、すみません。
埼玉県民ですが、観光できる街はこれぐらいしか思い浮かびません…
この2つはいいところです、間違いなく。
でも、埼玉は観光で来るところではないです。
もし、知り合いがなんとなくの理由で埼玉を観光しようとしているなら、私はたぶん全力で止めます。特に宿泊を伴うのならなおさら。
観光するところが無いってことは、魅力度にも直結するわけで、全国魅力度ランキングでは埼玉県は47都道府県中、40位以下が定位置です。
住む分には観光するところがあるかどうかはあまり関係無いので、気にしなくていいと思います。
③県民にプライドが無い
私がウン十年住んできた限りでは、私を含めて周囲の人間には「埼玉県民であることの誇り」は皆無です。
いや、好きですよ、埼玉。都内に住む選択肢は無いって言いましたし!
恐らく、他の都道府県にお住いの方は、自分の街は素晴らしいところだ!っていう誇りや自慢があるのだと思いますが、恐らくほとんどの埼玉県民は無いハズ。
ダサイタマって言われても何にも思わないし…
あえて悪い点として挙げましたが、必ずしもこれが悪いとは言い切れず、埼玉の県民性を象徴するポイントなので、この後に深掘りしたいと思います。
埼玉県民の県民性
私が思うに、埼玉県民は、埼玉県民であることの誇りは無いハズです。
むしろ、自虐性が強い。
これは、おそらく「埼玉県に何もないこと」が強く影響していると思われます。
海やディズニーのような観光スポットは無い
空港も無い
全国規模に有名なグルメが無い
何も無いがゆえ、自虐傾向にあるところに、追い打ちをかけるように「ダサイタマ」という言葉が生まれてしまった。
それでも県民は怒りません。だって事実だから。
皆さんは「翔んで埼玉」という映画はご存知でしょうか?
あれは究極の埼玉自虐集なのですが、県民はあれを見てバカウケします。私も笑いすぎてお腹が痛くなりました。埼玉県民以外は笑うポイント一切無しなので、オススメはしません。
しかし、何十年と受け継がれてきた自虐性こそが、この映画を日本アカデミー賞まで導いたわけで、ある意味素晴らしいことですね。
埼玉県の究極的な特徴
何もないことから来る自虐性と、批判を受け入れる許容性の他に、もうひとつ埼玉にとって重要な、ある意味究極的な特徴があります。
それは、
東京都に隣接していること
です。
埼玉は、東京無くして生きていけません。
なぜなら、東京で働く人たちが多く住む、ベッドタウンいや、ベッド県?なのです!
都内への路線網が充実しているわけですからね。
東京という偉大な先輩がいるからこそ、埼玉は地味に発展していくのであって、もし東京と離れていたら、今の埼玉は無かったでしょう…
東京が無かったら、埼玉はただの何もない県になってしまうのですから…
要は、埼玉は東京におんぶにだっこ、です。(埼玉県庁の皆さんごめんなさい)
最後に
一部の人に怒られそうな内容ですが、実際に埼玉に住む私が思う埼玉の特徴は
- 埼玉県には何もない
- 何もないから自虐的な県民性(悪口も受け入れちゃう)
- でも、東京先輩のおかげで埼玉も発展
- なので、とにかく住みやすい
です。
こういった特徴が、在宅ワークという時代の流れとマッチして、住みたい街ランキングに埼玉の街が入るようになったのだと思います。
排他的な雰囲気も無いので、本当に住みやすいですよ!(私ももともとは他県からの転入者です!)
といったかたちで、埼玉を持ち上げたところで、今回は終わりたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!