こんにちは、マサです。
皆さんはサッカーのチャンピオンズリーグはご存知でしょうか？
あまりサッカーに詳しくない方でも名前は聞いたことがあるのではないかなと思います。
欧州サッカーの大きな大会で、世界中で視聴者数が1億人を超える人気のイベントです。
チャンピオンズリーグは欧州各国の強豪チームが集まって行われているのですが、一部のチームがチャンピオンズリーグとは別の「スーパリーグ」を創設すると報じられ、欧州のみならず世界に衝撃を与えています。
なぜチャンピオンズリーグとは別のスーパリーグを創設するんだろう？
そもそも、欧州スーパリーグとは何？
こういった疑問が浮かびませんか？
今回は、創設が計画されているサッカーの欧州スーパリーグとは、そしてスーパリーグがなぜ創設されるのかを調べてまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
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・欧州スーパリーグとは何か知りたい人
・欧州スーパリーグはなぜ創設が計画されているのか知りたい人
・欧州スーパリーグの参加チームが知りたい人
目次
なぜサッカー欧州スーパリーグは創設されたのか
なぜ欧州スーパーリーグ創設が計画されたのか、背景と理由を見ていきます。
おおまかな流れは以下のとおりです。
感染防止の観点から観客を動員して試合を行えず、今後の先行きも不透明なため、欧州サッカー界全体で収入が減少してしまいました。
その中でも、人気選手を多数抱えるビッグクラブが苦しんでいます。選手の人件費が経営を圧迫している背景があります。
そういったビッグクラブが複数集まってリーグを創設し、放映権から得た収入をリーグではなく各クラブに直接還元しようという狙いです。また、各クラブもスーパーリーグの試合のうち、数試合分をクラブ自身のチャンネルから配信ができ、リーグ経由ではなく直接クラブからユーザーへアプローチする＝顧客開拓が可能になります。
つまり、ざっくりまとめるとこうなります。
疑問 ： なぜ欧州スーパーリーグ創設が計画されたのか？
答え ： 経営が苦しくなったビッグクラブが集まって独自のリーグを創設し、放映権などの収益を直接獲得したいため
欧州スーパーリーグとは一体どんなリーグなのか
では、次に、計画されている欧州スーパーリーグとは一体どんなリーグなのでしょうか。
UEFA(欧州サッカー連盟)が2024年に開始を計画している新チャンピオンズリーグと比較すると分かりやすいと思いますので、以下の表にまとめました。
| 欧州スーパーリーグ | 新チャンピオンズリーグ | |
| チーム数 | 20 | 36 |
| 試合形式 | ・10チーム×2グループ ・各グループ上位4チームが 準々決勝以降に進む | ・36チームが1グループに所属 ・上位8チームと、9～24位のプレーオフ勝者 8チームがラウンドオブ16以降に進む |
| 国内リーグとの兼ね合い | 国内リーグ参加が基本 | 試合数増加による過密日程で 国内リーグの参加が厳しくなる懸念 |
| 開始時期 | 未定 ※リーグ発足は2021年8月予定 | 2024年 |
この表から読み取れるざっくりとした内容です。
・新チャンピオンズリーグは試合数が増えるので、その分放映権によるリーグ全体の収入は増える
・しかし、日程が過密すぎて、各クラブは自国のリーグに参加できない
⇒自国リーグが消滅してしまう(存在意義が無くなる)
そういった点を考慮すると、今回報道された欧州スーパーリーグのほうが良い大会のように思えますが、以下のような懸念点もあります。
- 特定のチームだけで固定されるため、顔ぶれが同じでマンネリ化する
チャンピオンズリーグは毎年出場チームが入れ替わりますが、スーパーリーグは20チーム固定です。同じチームばかりではファンは飽きてしまいますし、入れ替わりのスリルも無くなります。 - 参加できないチームは疎外感を感じる
閉鎖的なリーグとなることによって、参加できないチームは疎外感を感じて、欧州サッカー界全体でネガティブな雰囲気が生まれてしまう可能性があります。 - 金儲け主義のリーグというレッテルを貼られる
スーパーリーグ創設の背景を上で述べたとおり、経営難＋収益確保が理由なので、金儲けのことを考えているリーグだと批判される可能性があります。
現時点の参加チーム
欧州スーパーリーグのチーム数は20チームということですが、現時点でどこのチームが参加を予定しているのでしょうか。
2021年4月時点で参加表明をしている12チームは以下のとおりです。
| マンチェスター・ユナイテッド | イングランド |
| リバプール | イングランド |
| マンチェスター・シティ | イングランド |
| アーセナル | イングランド |
| チェルシー | イングランド |
| トッテナム | イングランド |
| FCバルセロナ | スペイン |
| レアル・マドリード | スペイン |
| アトレティコ・マドリード | スペイン |
| インテル・ミラノ | イタリア |
| ACミラン | イタリア |
| ユベントス | イタリア |
ドイツ、フランスのクラブは現時点では参加表明をしていません。ドイツのバイエルン・ミュンヘンとドルトムント、フランスのPSGは参加拒否したとされています。
参加チームがいつ決まるのかについて、以下の記事にまとめました。
よろしければご覧ください。
各国からの反応
今回の欧州スーパーリーグ計画について、各国の反応をまとめました。
①UEFA、イングランドサッカー協会、プレミアリーグ、スペインサッカー連盟、リーガ・エスパニョーラ、イタリアサッカー連盟、セリエAの共同声明
我々は、このような事態を防ぐために、司法とスポーツの両面から、あらゆるレベルで利用可能な手段を検討します。サッカーは開かれた競争とスポーツの実力に基づいており、それ以外の方法ではあり得ません。すでにFIFAと6つの連盟が発表しているように、当該クラブは国内、欧州、世界のあらゆる大会への出場が禁止され、所属選手は代表チームへの出場機会を失う可能性があります
コメント引用元：サッカーキング
②FIFA
FIFAは国際サッカー構造の外にある“閉鎖されたヨーロッパの離脱リーグ”にのみ、不承認を表明することができ、前述の原則を尊重しません
コメント引用元：超WORLDサッカー
③イギリス ジョンソン首相
スーパーリーグ構想はサッカー界に大きな損害をもたらす
コメント引用元：ゲキサカ
④フランス ̄マクロン大統領
スポーツが生み出すメリットの価値を脅かす構想だ。参加を拒否したフランスのクラブの立場を支持する
コメント引用元：ゲキサカ
6チームが欧州スーパーリーグ参加を表明しているイングランド内でも、イングランドサッカー協会・プレミアリーグ・首相がスーパーリーグに対して非難を表明しています。ファンも、スーパーリーグが計画された理由に一定の理解をしつつも、懐疑的な見方のようです。
【まとめ】なぜ創設？サッカー欧州スーパリーグとは
今回は、サッカー欧州スーパーリーグはなぜ創設が計画されたのか、そしてスーパーリーグとは一体何なのかを書きました。
以下は今回のまとめです。
- 欧州スーパーリーグはコロナにより経営悪化したビッグクラブが主導している
- リーグ創設により、放映権などの収益がクラブに直接入る仕組み
- イギリス、スペイン、イタリアの12チームが参加を表明
- FIFA、UEFA、各国サッカー協会、首相らがスーパーリーグを批判
これが実現した場合、参加したチームには金銭的なメリットはありそうですが、今のところ批判が多いため前途多難と言えそうです。
選手、そしてファンの目線に立ってもらいたいというのが大方の意見だと思います。
今後、どういった交渉や動きがあるのか注目です。
今回の記事は以上となります。
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最後まで読んでくださってありがとうございました！
また次の記事でお会いしましょう！
