こんにちは、マサです。
未だに新型コロナウィルスの収束が見えていませんが、東京オリンピック・パラリンピックは今年開催される予定です。
世界各国でワクチン接種の動きが出ていますが、一方でテニスの全豪オープンでは関係者から新型コロナウィルスの陽性反応が出たということで、一部の選手が隔離措置を取られたりと対応に追われました。
全豪オープン自体はテニスでは大きな大会ですが、オリンピック・パラリンピックと比べると当然規模は小さいですよね。
全豪オープンでこれだけ新型コロナウィルス対応に振り回されたので、東京オリンピック・パラリンピックは大丈夫なのか心配な方も多いのではないでしょうか。
そのオリンピック・パラリンピックですが、心配の種がもうひとつあります。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言による引責辞任です。
こういったことで世界を騒がすのは日本国民にとって恥ずかしいことなのですが、自国で何が起こっているのか再認識すべく、今回はこの件を記事にしたいと思います。
本記事はこんな人にオススメかも
・森喜朗会長がどんな発言をしたのか知りたい人
・森喜朗会長の後任が誰なのか知りたい人
・森喜朗会長の発言に対しての海外からの反応を知りたい人
目次
【何度目の失言?】森喜朗会長女性蔑視発言と辞任への海外からの反応は?
今回の森喜朗会長女性蔑視発言の経緯
今回の一連の騒動の発端は、森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と発言したことです。
女性が男性よりも劣っているかのような偏見が含まれた発言と捉えられます。
その発言から本日2月12日(金)の辞任に至るまでの経緯をまとめてみました。
2月3日(水) | 日本オリンピック委員会臨時評議会で「女性がたくさん 入っている理事会は時間がかかります」と発言 |
2月4日(木) | 「深く反省している。発言は撤回したい」と謝罪したものの、 会長辞任は否定 国際オリンピック委員会は「謝罪した。これをもってIOCは 問題が終わったと考えている」と見解を発表 |
2月5日(金) | 東京都の小池都知事は「あってはならない発言」とコメント |
2月8日(月) | 大会ボランティア辞退者が約390人、コールセンターに 苦情・問い合わせが約4,550件殺到 組織委員会がスポンサー企業へ釈明対応 |
2月9日(火) | IOCが見解を変え、「完全に不適切」と森会長を批判 |
2月11日(木) | 森会長が関係者へ辞意を伝える 川淵三郎氏へ後任となるよう就任要請と報道 |
2月12日(金) | 森会長が公の場で辞任する意向を表明 後任と目された川淵三郎氏は就任辞退、白紙へ |
森喜朗会長の辞任表明での主なコメント
公の場で、改めて自身の発言の非を認め、責任をとって辞任することを表明した森喜朗会長ですが、マスコミに対して皮肉めいたコメントを要所要所に散りばめた会見となりました。
会長である私が余計なことを申し上げたのか、これは解釈の仕方だと思いますけども、そう言うとまた悪口を書かれるのだが、私はそういう意図でものを言ったつもりはないんだが、意図的な報道があったんだろうと思いますけども…
森喜朗会長辞任表明より引用
(少し笑みを浮かべながら?)もこの一言でこういうふうになったということは、私自身の非常に不注意もあったのかもしれませんが、長い83年の歴史の中で、本当に情けないことを言ったもんだなと思って、大変ご迷惑をおかけいたしました、ということになりました。
森喜朗会長の女性蔑視発言に対しての海外からの反応
今回の森喜朗会長の発言問題が注目を浴びたのは、海外からの批判が多かったということが理由のひとつとして挙げられると思います。
なぜなら、オリンピック・パラリンピックは「いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあう」という精神に基づいているからです。
東京オリンピック・パラリンピックを運営する組織のトップである森喜朗会長が、本人が仰るように不注意であったとしても、女性蔑視と受け取れる発言をするのはおかしいですね。
海外では男女平等が進んでいることに加えて、こういった背景があることから海外から批判が殺到しました。
ドイツや各国の大使館はツイッターで抗議を意味する画像を投稿。
世界各国の報道機関が今回の騒動を報道し、注視しています。
<世界各国の報道をまとめた毎日新聞の記事> https://mainichi.jp/articles/20210211/k00/00m/040/189000c |
今回だけではない、森喜朗会長の過去の失言
森喜朗会長の今回の発言はまさに失言と言えますが、失言はこれまでにも数々ありました。
2001年2月 | (ハワイのえひめ丸沈没事故発生時にゴルフ場にとどまった ことをうけて)私が官邸に行かないことで何が遅れたのか |
2003年6月 | 子供を一人もつくらない女性の面倒を、 税金でみなさいというのはおかしい |
2014年2月 | (浅田真央選手)は大事なときには必ず転ぶ |
この他にもたくさんあるのですが、失言が多すぎてまとめきれません!
後任の会長人事は?川淵三郎氏は辞退
森喜朗会長の辞任表明を受けて、気になるのは今後の会長人事です。
当初、森喜朗会長は後任として川淵三郎氏の名前を挙げ、川淵三郎氏も前向きに検討をしていたようでした。
しかし、それが一転、川淵三郎氏は辞退を決めたのです。
これはなぜかというと、以下のとおりです。
- 騒動の発端となった森喜朗会長が後任を指名するのは世間の印象が良くない
- 川淵三郎氏が森喜朗会長を相談役にすると発言したため
- 政府も騒動を受けて森会長が直接後任を指名することに難色を示したため
では、後任はどうなるのでしょうか?
橋本聖子五輪相の名前が挙がっているようですが、現在は未定です。
今回の騒動を是正するという姿勢を示すために橋本聖子五輪相が候補に挙がったように、女性が選ばれる可能性もあるかもしれません。
いずれにしても、小池東京都知事のコメントが現状を表していると思います。
どのような形でどのような人、そしてどのような発信をしていくか、世界が注目しているということは忘れてはならないと思う
2月12日(金)小池東京都知事の会見より引用
最後に
新型コロナウィルスの影響があるので、本当に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるのか分かりませんが、もし開催されるなら日本国民として恥ずかしくない大会にしたいですね。
そして、こういった部分が注目されるのではなく、選手や競技を注目したいものです。
今後の動向を皆で見守っていきましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!