みなさんこんにちは、マサです!
連日のようにGoToトラベルについての報道がなされていますね!良くも悪くも注目されている事業という見方もできると思います。昨日の記事では、GoToトラベルの旅行代金補助額が上限である35%ではなくなる、という話題を取り上げましたが、早速国交省が動きましたので、その点を中心に本日は記事を書きたいと思います。最後までお付き合いくださいね。
今一度、GoToトラベルに関する一連の報道の流れを整理しましょう。
07月22日:GoToトラベル商品販売開始
10月01日:GoToトラベルにおける地域共通クーポン取り扱い開始
東京発着ツアーもGoToトラベル対象に
10月12日:一部のオンライン旅行会社がGoToトラベルの割引額を見直し
ざっくりまとめるとこういった時系列になります。
ターニングポイントは10月01日ですね。ここで地域共通クーポン取り扱い開始と東京発着解禁が同時に起こります。要はここで旅行需要が爆発して、申し込みが集中し、各旅行会社(特にオンライン旅行会社)に対して国から割り当てられていた財源を短期間で使い果たしてしまう可能性が出てきて、それを恐れた一部旅行会社がGoToトラベルの割引額を上限である35%から、一律3,500円(!?)に改定したワケです。
これに対しては当然旅行者からは大ブーイングが上がりますよね。本来であれば1万円以上割り引かれるはずが、たったの3千円だなんて…。需要喚起策の意味をなさなくなってしまいます。
また、これが起こった原因については、東京都民とそうでない人の間で論争もあるようです。
都民からすると、「東京発着が対象になって都民が行けるようになった途端に割引率が改悪されて、これまで割引の恩恵を受けてきた他の道府県民と比べて不公平だ!」
なるほど…
一方で他の46道府県民は「東京都民が動き出したせいで割引されなくなった!困る!」
う~ん…
意見の是非はともかくとして、「割引率が悪くなるのは困る」というのが共通の内容であることは間違いがないでしょう。私だって困る!
そういった世論、報道を受けて、GoToトラベル事業を管轄する国交省がすぐに反応します。下記はNHKの10/13付け報道です。
<「Go Toトラベル」予算追加配分 正式表明 赤羽国土交通相>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201013/k10012660721000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
リンク先:NHK
国として、公平に全ての旅行者が上限である35%の割引を受けられるよう、予算を追加で投入する、という趣旨の会見を赤羽国交相が行いました。それを受けて、割引額を縮小していた旅行会社は、割引額を早速もとに戻したようです。
いち旅行者としては嬉しい措置ですね。まさに旅行を計画していたところなので…
そして、いち国民としては、国もこんなすぐに動けるんだ、と少し感心しました。
(ただ、その財源は税金だし、今の日本は財政が厳しいハズで、心配ではあります。ま、経済を活性化させる投資ですね)
ちなみに、赤羽国交相の会見内容について、国交省HPにも掲載されていまして、こちらも興味深いのでご紹介したいと思います。
<2020年10月9日 赤羽大臣会見要旨>
https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin201009.html
リンク先:国交省HP
この中で、平日の分散利用について旅行会社と協議をしている、と述べています。近年、旅行者が増えすぎて観光地が疲弊している、という問題が世界各地で起こっています。平日に旅行者に対して何かしらの還元策を行えば、もしかすると土日利用から平日利用へシフトするかもしれませんし、そうすると宿泊施設や観光地は日々安定した集客を見込めることになるので、ぜひ検討してもらいたいですね。(平日の高速道路は空いていてウレシイ!)
さらに、一部の富裕層だけがGoToトラベルを利用しているのでは、という疑問に対して赤羽国交相は、「そういった意見は宿泊施設からは今のところ出ていない、旅行者の一人あたりの平均支出額は12,000円程度」と答えています。
GoToトラベルの割引は定額ではなく定率なので、元の金額が大きいほど割引額は大きくなります。そのため、普段は泊まることのできない高級旅館やスイートルームなど、高額商品ほど売れている、という話も聞きます。そういったところから富裕層が利用していると連想することは自然な流れのような気もしますが、GoToトラベルを利用した旅行者の平均額は12,000円程度となると、決して富裕層だけが利用しているわけではなさそうですね。(日帰り旅行額も含まれているのでしょうが)
長くなりましたが、現状をまとめると、
・割引額は、当初どおり35%になるよう予算を追加する!
・もしかしたら平日の閑散期もお得になるかも!
ということですね!
いずれにしても、予算がなくなってしまったらこの事業は終了してしまうかもなので、皆さん早めに旅行を計画されることをオススメします。その際は、必ず安全に配慮して旅行しましょうね!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!